(後藤資料) (構造研ウィキ) (後藤リンク) (TeX) (Linux) (構造研)
お知らせ
外部からの修士推薦入学:博士前期課程・特別入試(推薦入学)

後藤担当の卒論テーマ(勧誘ビラ)

構造研のパンフレット的紹介   外部向け研究室紹介ビラ   研究内容や卒論・修論の紹介

2017年度卒論テーマ(準備中)

2017年度用に向けて少しずつ修正していきます。
2016年度の卒論・修論要旨はこちら2016年度の卒論・修論の作業日誌はこちら

  1. オンサイト木橋 (プレストレス木箱桁タイプ)をより実用化するための研究。 能代の木材高度加工研究所 での実験と 数値解析と架設現場調査。3テーマぐらい。
    1. 鋼板部の座屈の解析(座屈変形をアニメ化とか)
    2. 継手部フランジ部の応力状態の解析
    3. 三角孔のある鋼板のせん断剛性の見積もり(東北大のやり方?)
  2. 今はやりのCLT(直交集成板) の剛性評価。 能代の木材高度加工研究所 での実験と 数値解析
  3. 3Dプリンタ材料の異方性の確認。 ものづくりセンターの3Dプリンターでは異方性が出てしまうことを確認済みだが、 研究室で買った新たな3Dプリンタの造形モデルでは異方性が出るかどうか調査。
  4. 折り紙構造。 反転螺旋折り円筒のFEM解析が、ちゃんとたためるところまで追えるようになってきたので、 一定の厚みの立体要素で折り目だけを回転軸でモデル化できるかとか。
  5. 新しい形式の屋根つき橋 (5角形モデルとか)を実現するための 継手金具の提案(FEMによる応力の検証と、3Dモデルによる組立検証)。
  6. 2011年に築港100周年を迎え、 選奨土木遺産に認定された 船川港第一船入場・第二船入場防波堤 の歴史的資料(1000点)をスキャンして データベース化し (ここまでは、ある程度はできているのだけど、検索キーワードでタグ付けして 検索できるようにして)、 公開して技術その他の歴史的考証などに利用できるようなシステムを構築する (構造とはあまり関係ないけど、やりたい人がいればやってほしい)。 シンポジウム2011
  7. もし橋梁景観をやりたい人がいれば、画像処理で何か (但し、アイデア出して)
後藤が担当したこれまでの卒論・修論の要旨

後藤の個人情報

その他の個人情報(蛇足)

宮城県石巻市出身、趣味: 音楽鑑賞(所有CD:クラシック千枚以上、ジャズ数十枚)、 ピアノ(へた)、 料理、(山)スキー、 エスペラント語方言ニセ科学ウォッチング、 (日本)酒、 子育て(上が新中学3年、下が新小学4年)

卒業研究に使うパソコンツール

英語ゼミとパソコンゼミ

前期は、 英語ゼミ(週1回)とパソコンゼミ(週1回)を行う。 英語ゼミでは、 ScienceDirect 辺りから卒論テーマに関係ありそうな (あるいは、新たなテーマの発掘につながりそうな) テーマの最近の英語論文を各自が捜してきて 内容を理解してまとめて紹介(発表?)する。 パソコンゼミでは、 UNIXコマンドやエディターの使い方フォートランの簡単なプログラムの作り方や 実行方法LaTeX (「ラテフ」というマークアップ言語)で数式や文章を 書く方法などを学ぶ。 ついでに、(LaTeX と共通点の多い) HTMLの書き方なんかにも興味を持った 学生に自分のウェブページを作らせてみたりなんてのも 悪くないかとは思ってるけど…… 学生たちは、2階の学生室に、 自分の(勉強・研究用の)机とパソコン1台を持つことになる。 また、実験系のテーマの場合、多人数の協力が必要となるので、 数値計算系のテーマの人も都合が許す限り、 能代の木材高度加工研究所 での実験や現場での試験施工などに協力することになる。

卒業研究の進め方

学生の自発性を尊重して、かなり自由な研究室だと思うので、 手取り足取り細かく指示されないと何もできないという人はなかなか苦労する (というか何もできないまま危機的状況を迎えることになる)と思う。 大学というのは、 様々な意味で自由なことが大きな価値だと思うので (一例として琉球大学のこんな感じとか)、 「毎日 朝何時から夕方何時までは研究室にいること」 みたいな拘束時間を設けたりということは、できるだけ やりたくないと思っている。 学生さんによっては、その価値をよく理解していて、 変な時間に研究室に入り浸って、プログラミングに没頭したり、 自分の私的(趣味)活動と研究をうまく両立したり、 ちゃんと自発的・計画的に自己制御しながら、 「自由」の価値を謳歌できている人たちもいる。 一方で、事細かにやるべきことをいちいち指示しないと (更には、来週の何曜日までに提出しなさい的な 時間制限つきの強制やプレッシャーを与えないと)、 何もしない、何もできない人もいる。 本当は、自由な雰囲気の中で、学生たちが自発的に研究を 進めていってくれることが理想だけど、 自由にすると、 その利用価値を理解できずに、 何もしない・何もできない状態に陥ってしまう人を そのまま放置することは 避けなければならない。 実に難しい問題である。 「最近の子供は、小学・中学から手取り足取りの教育を受けてきているので、 いちいち指示されないと何もできない「指示待ち人間」になってきている」 といった説 (ここの泥かき教えてもそうした一例か)は、 もしかするとこうした問題の一面をとらえているのかも しれないが、ある程度 丁寧に指導したおかげで研究の面白さに目覚めて どんどん自発的に研究を進める学生もいることを考えると、 どうもそういうことばかりではないような気もする。 やはり、構造研が面白そうだと思って、構造研で研究したいと思ってきたか という動機づけの問題はそれなりにあると思う。 例えば、拘束時間が少なそうなので公務員試験の勉強ができそうだといった 動機で構造研に来ることが悪いとは言わないけど、 もし 自由であるために私的な趣味や勉強(公務員試験とか外国語とか?)が できることに価値を認めたなら、 その自由が失われないように、必死で計画的・自発的に 研究と私的なこととを両立できるように自己制御してほしいところだ。 あるいは、希望してなかったけど希望の研究室に行けずに構造研に 回されてしまったということであれば、 だから「やる気がない」という状態のまま思考停止するのではなくて、 与えられた環境・与えられた課題の中で自分が少しでもやりがいを 感じられるようにするにはどうすればいいのか、必死で頭を使ってほしい。 社会に出れば、 人間は必ずしも自分の希望する環境が与えられるわけではないのだから、 そうした自分の環境・状況を少しでもよくしていこうともっと真剣に 頭を使ってほしいと思う。思考停止で状況がよくなることはまずないし、 自分にとってものすごく損だと思う。 あと、 一般的な話として、自由というのは自発性を前提になりたっているのだと思う。 自由な環境を温存したければ、 必死になって自発的にやることをやり、 自由にされてもちゃんとできるんだということを示す必要がある。 それができていないということが発覚すれば、 不本意ながらも教育上、 少しずつしばりを増やして自由を制限していかざるを得ない。 ひとまず各自に 一週間の計画を立てさせて次の週にその計画をどれだけ達成できたかを 報告させる(そしてその次の週までの計画を新たに立てさせる)的な ゼミ運用を試していこうかなと考えている。

研究室
先輩、後輩、同輩が互いに教え合うだべり場

大学3年までは、 授業を受けること(つまり、既に答えがわかっていて教科書に書いてあることの学習) が勉強の中心な訳だが、 大学4年からは、研究室に配属され、 卒業研究(つまり、答えのわからない問題についての問題解決) を中心とした実習を行うようになる。 研究室には、4年生や大学院の先輩たちが自分の机と自分のパソコンを持ち、 それぞれ与えられた課題を解決すべく研究している。 互いの研究分野は重なっているし、研究のために必要な構造力学や 数学などの基礎知識、有限要素解析ツールの使い方 (それ以前にLinuxパソコンの使い方ノウハウ)などは、 研究室のメンバーが共通して身につけなければならないことなので、 研究室というのは、 互いに必要な知識やスキルを教え合う共同体でもある (といっても、 人に聞く前にまずは自分で調べる努力をする 習慣は身につけてほしい)。 研究室には、いつ来てもいいし、お茶を飲んだりごはんを食べたりしてもいい、 研究のことを色々教わっている 先輩や教員と将来や人生について語ってもいいし、 研究室は、そういう良い意味でのだべり場なのだと思う。 だから、研究室が良い意味でのだべり場として機能するように、 4年生は、研究室に来て勉強するようにしてほしいし、 私も頻繁に研究室(学生室)に顔を出そうと思うし、 一定数の4年生が大学院に残ってくれたらありがたいと思う。

学外での発表 (というか後藤の思想的傾向というか)

卒論の研究で一定の成果が得られた場合には (最近の例)、 3月に土木学会の東北支部 技術研究発表会で発表してもらう予定(というか、これが一つの目標)。 もっと積極的に公開したい成果が得られた場合は、 木材利用研究発表会 構造工学シンポジウム などに論文投稿する場合もある(特に大学院進学希望者には目標になるかも)。 卒論研究というのは、 構造力学の授業のレポートみたいに答えの分かっている問題を解いているのではなくて、 「現在の科学ではよく分からないこと」を 少しでも分かるようにしようとか、 「現在の技術ではうまくできないこと」を少しでもうまくできるようにしよう と研究している訳である。 それで「こういうことが新たに分かった」とか 「こういうことができそうなことが示せた」とか 一定の研究成果が得られた場合、 それを学内の卒論発表会でしか発表しないというのはもったいない。 科学の発展というのは、 研究者たちが研究成果を学会や論文で発表して公開し、 他の研究者たちに批判されたり、利用されたり (無視されたり)しながら、 有用な成果が淘汰され改善されていくものだと思う。 まあ、 私の卒論テーマはそれほど最先端の新規な研究って訳じゃないかも知れないけど、 それでもそれなりの成果が出たものは、 こうした「科学の発展」のシステムの中に公開したいと思っている。 というか、みなさんは学会発表みたいな形ででも、 「科学の発展」のシステムの ほんの一部を(真似事でも)実体験としてほんのちょっとかじったという 経験を通して―

つまり、 卒論研究を通して私が学生たちに学んでほしいと期待していることは、 必ずしも 木橋や折り紙構造の構造的性能のこととか 数値解析手法のこと自体という訳ではない。 そういう研究ネタで卒論研究し、学会などで発表することを通して、 科学が採用しているシステム (研究成果を公開して批判にさらしながら自己修正する) が有効に機能していることを(少しでも実感として) 学んでほしいし、 その意味で身近に転がっている 多くのニセ科学科学の発展のシステムから外れている と判断できる能力も養ってほしいと思っている。

その関係でついでに言うと、 Linuxパソコンを使わせるからといって、 学生がLinuxの使い方自体を学ぶことを第一に期待している 訳ではなくて、 科学研究と同じような自己修正機能が、 成果を公開して共有しながら改善を図るオープンソース のツール でも有効に機能して成功しているんだということを 実際にLinuxパソコンを日々 使いながら実感してほしいとも思っている。 スマホの AndroidLinuxベースだって知ってますか。 Ubuntu Phoneなんての (bq, Meizu) も出てきてるようだし (ただし、2016/3現在、 技適マークがない問題は解決していないようなので、 日本国内では使用できないのではないかと)。