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さぐありモデルの作成

cable要素を使用したサグありモデルを作成した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/sagu_model.png

サグありモデルの作り方

[1]まずサグのないまっすぐなcable要素を用意する
cable要素のみの場合、解析がエラーになってしまうため、固定部に壁を想定したマルチファイバー要素を結合した
[2]cableに張力、重力を与えたときの100点の座標を読み取る
このときサグは2.2m
[3]読み取った座標をプロットし(各点をt0〜t100とする)100点を線で結ぶことでサグありモデルを作成した。

サグの理論式

ケーブル長さl(重力がかかっていないまっすぐな状態)、サグfを利用して張力、反力を求めることができるみたいだが、この逆をすることで張力からサグを求める
まずt100の張力(水平力)をH、単位長さ重量をwをしたとき、\( \gamma =w/H \)を求める
\( \sinh((\gamma*l)/4)=\sqrt((\gamma*f)/2) \)よりサグfを求める
この式からサグの理論値は2.2mとなった

サグありモデルのt100のみを引っ張ったときのサグ

t100を1003.69kNの力で引っ張ったときのサグは2.1m 理論値と近い値になった。

サグありモデルで各ノードに力を与えた場合

解析がまわらない。

サグありモデルのt100のみを引っ張ったとき各ノードの張力

各ノードの張力をプロットした
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/sagu_tyoruyoku1.png

ケーブルに角度をつけたとき(60°)のさぐありモデルの張力

角度ありモデルを作成する際、重力の方向を変化させることで角度があることを再現した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/sagu_naname60do_model.png
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/sagu_60do_tyouryoku1.png
グラフは直線になり、張力の変化が一定となった。

ケーブルの角度を45°にしたとき

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/sagu_45do_tyouryoku.png

サグモデルの作成(主桁をたるませてケーブルに張力導入)

主桁とケーブルの連結部1点に載荷した場合
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/force_1ten_model.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/force_1ten.png

主桁の100点に載荷した場合
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/force_100ten_model.png  https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/force_100ten.png
どちらも主桁がケーブルに持ち上げられている.

5月2日

実験モデル

ケーブルにおもりをつけることでサグを再現し、揺らしたときの挙動再現を解析で行おうとした。
しかしおもりがいろんな方向へ揺れてしまい再現は難しそう。もう一度実験方法を考える必要あり。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/S__29581314.jpg

塔の高さ:900mm
ケーブルの長さ:845mm(正確ではない可能性あり)
鉛の間隔と1つ1つの重さ:1つ目の重りがケーブルと塔のつなぎ目から30mm、2つ目の重りから25mmで分布し、重りは全部で30個。
            重さは0.9g、0.9g、2.1gの順になっている。
最初のサグの大きさ:鉛直方向に25mmだがこれも左右で多少の差があり、正確ではない可能性あり。

解析

おもりを荷重として各ノードに下方向の力を与える方法と、おもりの質量をノードに与える方法の2つを試した。
・荷重として与える方法
おもりの重さを力として与えた場合、奥方向には変位しなかった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/a_motion.gif
・質量として与える方法
質量を加え横に押すまでの挙動は荷重でサグを再現したときと近くなった。
しかし、横向きの力をなくしたあとの挙動が荷重による方法と違いが生じた。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2024/shibata/a_mass_motion.gif


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Last-modified: 2025-05-12 (月) 19:39:39