柴田真杜

1月15日実験と解析

ケーブルの断面、ヤング率が一様で解析を行ったところ、ケーブルの挙動がおかしくなった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2honmodel_bunkatu100.gif
分割数を100,40,20,10と変更しても変わらない。

実験と同じくケーブルをアラミドとばねに分けて解析を行った。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_baearimodel.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/baneari_tyouryoku.png
ばねのヤング率を求め、アラミドのヤング率を計算で求めた。
ケーブル張力の変化量が小さすぎ

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_zenbane.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyoryoku_yang_baeara.png

実験と解析で振動数が一致しないため、ケーブルを取り除いた主塔のみを揺らしたときの振動数を確認した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/20N_sindousuu.png

結果は5Hzであり理論値も5Hzであったことからケーブル要素が原因ではと考える。

実験はiphoneのカメラで撮影をしたが撮影した動画のfpsが平均で出てくるみたいなので、時間ステップを調整することで実験と解析が一致した。
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https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/115jikken_depl_2s.png

ケーブルをたるませてから引っ張る

モデルと結果
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死荷重と同じ大きさ(24.5N\( \times \)2)より大きい力を上向きにかけるとエラーになる

3本モデルでケーブルが破断したときのケーブル張力と、2本モデルで鋼板の重さとほぼ同じ力を上向きにかけ一気になくしたときのケーブル張力を比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/hadan_ueosu_hikaku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/3honmodel_cable_tyouryokuhikaku.png

4本モデル、6本モデル、8本モデルの固定部応力の比較

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ケーブル断面を上下で変えた

初期張力はそのままで、ケーブル断面を上下で変更することで、ケーブルの初期応力を一致させた。
cable1,2の断面積:11.64156428mm2
cable3,4の断面積:4.656625711mm2

初期応力を一致させることで挙動が正常になった。

ケーブルのヤング率をすべて100MPa、張力はcable,2を50N、cable3,4を20Nのとき

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ケーブルのヤング率を全て150MPa、張力はcable1,2を50N、cable3,4を20Nのとき

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/150_50_20_ouryokutigau.gif  https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/150_50_20_ouryokuonaji.gif

HHTでも挙動がおかしくなった

ケーブルのヤング率をすべて100MPa、張力はケーブル1,2を50N、3,4を20Nとし、ケーブル1を破断させたときの動き
分割数100                                分割数1

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/35_HHT_bunkatu100_douga.gif https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/35_HHT_bunkatu1_douga.gif

HHT法でも張力がケーブルによって異なると挙動がおかしくなる。

cable4の張力
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/35tyouryoku_HHT.png

主塔の最大変位と固定部の最大応力の関係を2本モデルと4本モデルで比較

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_4hon_sigm_depl1.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/ouryoku_depl_2hon_4hon_hikaku.png

主塔先端の最大変位と主塔固定部の最大応力の関係をcable要素のnewmark-βとHHT、マルチファイバー要素で比較

ケーブルの初期張力を10N,20N,30N,40N,50Nにしたときの主塔先端の最大変位と、主塔固定部の最大応力の関係をグラフ化した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2honcable_pou_anagram_hikaku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_cable_pou_anagram_hikaku.png

時間積分アルゴリズムによる違いはあまりない。pou_d_em要素とcable要素による違いはあり。

マルチファイバー要素とcable要素(HHT-oui)で幾何学非線形の影響をより明らかにするため、初期張力60N,70Nまで比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_depl_koteibusigmk.png

ケーブルの初期張力が上がるに連れグラフの傾きが変わったことから、幾何学非線形の影響がでてきたと考えられる。

cable要素のnewmark-βとHHT、マルチファイバー要素でcable張力を比較

変位と固定部の応力を比較した時、初期張力のとき50Nで大きな違いがでた。
そこで初期張力50Nのときの破断時の各ケーブルの張力の変化を比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_cable_pou_tyouryokuhikaku.png

11月26日

newmark-β法とHHT法のOUI,NONの3つの解析方法で、最大先端変位と最大応力を求め関係をみる。
予想として、newmark-β法では非線形問題が不安定になりやすいことから、直線に近いグラフ、HHT法では曲線グラフができると予想する。

陽解法と陰解法

陽解法と陰解法の違いについて
陽解法は衝撃など動的な現象を得意とし、陰解法は静的な現象を得意とする。
ケーブルの破断問題では陽解法の方がいい?

陽解法ではtimestep<=2/構造物の最大固有振動数とする必要があり、非常に細かいtimestepにする必要がある。

11月26日

HHT法で解析を行った時、減衰が小さいと破断後5波目くらいの振幅が最大になっている。
残ったケーブルの張力がどのように変化しているのか調べた。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/01tyouryoku_hikaku.png
NON、OUIどちらもpoint1で張力が破断直後ではなく5波目くらいで最小になっている。point2,3は破断直後が最大になっている。

HHT法、MODI_EQUI-OUIのαの値について~

MODE_EQUIーOUIのときのαを変えた解析結果を比較すると違いは見られなかった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/yes_arufahikaku.png

αの値が影響するのはMODI_EQUIーNONのときであり、αの絶対値が大きくなると減衰も大きくなる。

11月25日

HHT法にすることで減衰が大きくかかった。そこで主塔に今までかけていた減衰をなくした場合にどのような挙動になるのかを調べた。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/non_03_damphikaku.png

多少の違いはあったが主塔の減衰をなくしても減衰はかかっている。

HHT法のMODI_EQUI-OUIとNONの違いについて

salomeのマニュアルにはOUIは完全なHHT法、NONは修正平均加速度法と書いてある。
この違いを明らかにするため、αの値を変えずOUIとNONを比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/MODE_EQUI_hikaku.png

OUIにすることでNONよりも減衰が小さくなっている。
OUIの破断後の挙動が急に変化している部分がある。

newmark-β法とHHT法について

newmark-β法:newmark-β法の説明
物理量として変位、変位速度、加速度を考慮した 1ステップ(つまり時刻 ti での情報を使って時刻 ti+1 での挙動を予測)とする方法

HHT法:動的応答では、低次の大域的な応答が重要であることが多く、高周波の振動はむしろノイズとして、減衰してくれた方が望ましい事が多くあります。このような目的から、高周波域で減衰特性を持ち、かつその程度をパラメータでコントロール可能な手法として提案されたのがHilber-Hughes-Taylor法です。この方法はNewmark法の拡張として定式化されていますが、減衰特性のコントロールのために新たなパラメータαが導入されていることから、HHT-α法(あるいは単にα法)とも呼ばれます。αの絶対値が大きいほうが減衰が大きくなる。
時間ステップ i, i + 1 の寄与を人工的なパラメータ α で調整し、減衰特性を改良したもの
salomeでは(-0.3<=α<=0)?確かではない、、
salomeではHHT法の選択時にMODI_EQUI-OUI,NONを選択するところがある。
この違いはあまりよくわかっていないが、OUIは完全なHHT法、NONは修正平均加速度法とマニュアルには書いてあった。

11月21日

時間積分アルゴリズムの選択は、数値解法の精度や安定性の根幹に関わる重要な問題である。 これまではnewmark-β法を用いた解析を行ってきたが、非線形解析では不安定になることがあるみたい。
HHT法による解析をすることで分割数を増やしても安定した結果が得られると考えた。

解析モデル
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/150MPa_model.png

newmark-β
HHT法

cable3破断のように安定しやすい(高周波の振動が少ない)モデルではnewmark-β法、HHT法ともに正常な解析結果が得られた。

cable1破断のような安定しにくい(高周波の振動が多い)モデルではnewmark-β法で正常な解析結果は得られず、HHT法による高周波のノイズを減衰させることで正常な結果を得ることができた。

newmark-β法とHHT法どちらも正常な挙動を得られた③において先端変位を比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/150MPa_hadan3_hikaku.png

どちらも正常な結果が得られている③ではnewmark-β法、HHT法による先端変位の結果に違いはほぼなかった。

HHT法で正常な結果が得られた④の先端変位
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/50N_hadan1_HHT.png

減衰が大きくかかりすぐに収束している。この原因として、HHT法では高周波のノイズを減衰させるためだと考える。
この結果は主塔に減衰をかけたものである。今後は主塔に減衰を全くかけないときにどのような結果が得られるのか見ていきたい。

破断直後の変位よりそれより少し遅れた変位が最大になっているのがきになる。

④の収束変位と静的解析による静的変位を比較した。
収束変位:24.24mm
静的変位:22.44mm

収束変位と静的変位が一致していない。
この原因が幾何学非線形を考慮したため衝撃の影響が現れたのか、解析が間違っているのかまだわからない。

11月13日

下モデルで破断ケーブル1(18)と破断ケーブル3(26)において主塔の先端変位、速度、加速度を調べた。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18_26depl.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18_26v.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18_26a1.png

cable要素とマルチファイバー要素の比較

2本モデルの実験をもとに、cable要素とマルチファイバー要素の主塔先端の変位を比較した。(step:0.0005)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/cable_multi_hikakustep00005.png
2本モデルにおいては、cable要素とマルチファイバー要素に大きな違いはなかった。

11月11日

ケーブル要素にしたときの分割数が先端変位、張力に及ぼす影響を調べた。
結果として分割数は先端変位、張力に影響を及ぼさないことが分かった。

破断モデル
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/26hadanmodel.png
分割数を1、2、10、50、100にした時の先端変位とケーブル2の張力の変化を比較した。

cable1破断の場合

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18depl_bunkatuhikaku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18tyouryoku_point1.png

cable3破断の場合

先端変位                                 張力
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/26depl_bunkatuhikaku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/26tyouryoku_point1.png

10月28日

ケーブル主塔positiveの動的解析による収束変位と静的解析による静的変位を比較した。

モデル解析変位
2本モデル静的解析18.1808
2本モデル動的解析18.3353
4本モデル(47)静的解析44.3
4本モデル(47)動的解析44.3
4本モデル(38)静的変位18.1894
4本モデル(38)動的変位収束しない

4本モデル(38)の動的解析 減衰定数0.3と大きくしたが収束していない。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/38_cable_positive.png
47モデルでは一致しているがその他は一致していないため現状主塔に幾何学非線形を考慮した解析はできていない。

10月25日

主塔にも幾何学非線形を考慮する必要があるのか。
まずは2本モデルで実験値、ケーブルのみpositive、ケーブル+主塔positiveで比較した。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_kikagaku_hikaku.png
収束する値が実験値と近いのはケーブルのみpositiveのときであった。
静的解析を行い釣り合ったときの変位(静的変位)は、ケーブルのみpositiveの場合もケーブル主塔positiveの場合も18.335mmになるよう設定した。
したがって収束する値は18.335に近いはずだがケーブル主塔positiveの場合、動的解析にすると18.335mmより小さくなっている。

静的解析で釣り合い時の横方向変位、縦方向変位をみた

横方向変位縦方向変位
ケーブルのみpositive13.4464mm0.0082mm
ケーブル主塔positive18.1894mm0.24mm

主塔にも幾何学非線形を考慮することで変位は変化したが、縦方向の変位は依然として小さいため考慮しなくてもいい?

10月22日

2本モデルでcable要素を使用し、解析を行った。ケーブルの分割数の影響を調べるため、分割数1と100の先端変位、張力を比較した。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/cableyouso_2hon.png
2本モデルにおいてケーブルの分割数は影響がなかった。

次に4本モデルにおいてcable要素を使用して解析を行ったところ、ケーブルの分割数1だと正常に回ったが、100にすると破断後の挙動がおかしくなった。(この原因はまだ分かっていない)

cable1と2の材料特性、3と4の材料特性がそれぞれ同じためこれまではまとめて設定していた。これを各ケーブルごとに設定することで4本モデルでも分割数100で正常に回るようになった。
4本モデル(破断ケーブル3)だと正常に回るようになったが、4本モデル(破断ケーブル1)だと挙動がおかしいまま。

cable要素

ケーブルに圧縮力が生じないようにする方法を調べたところ、材料を選ぶところでcable要素があった。 cable要素では圧縮時のヤング率を設定することができ、今回は圧縮を生じさせないため0.00001とした。(0にするとよくない?)
cable要素の設定を進める上で幾何学非線形をいれることになる。

幾何学非線形

幾何学非線形を考慮したい理由:幾何学非線形を考慮することで、破断後静止し釣り合ったとき鉛直軸と各ケーブルのなす角度が大きく変化する。この角度変化が変位などに影響を及ぼすから。 また、変形にともなった剛性の変化を考慮する必要があると考えるから。

10月22日

幾何学非線形positiveとnegativeの先端変位を静的解析と計算の結果から比較した。

静的解析計算
positive7.8mm7.6mm
negative8.67mm8.42mm

幾何学非線形を入れたほうが先端変位が小さくなることを確認できた。

幾何学非線形の入れ方は正しいのか

2本モデルで幾何学非線形を入れたとき(positive)と入れなかったとき(negative)の比較を行った。
先端変位とケーブル張力
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/depl_sentan_kikagaku.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_kikagaku.png

幾何学非線形をいれた場合、破断後のケーブル張力が収束せず大きくなり続けている。これに伴い先端変位も傾き続けている。
幾何学非線形の入れ方を間違っている可能性がある。

10月11日 幾何学非線形を考慮した解析をしてみる。

その理由としては、これまでの解析ではケーブルの初期張力が大きいでも小さいときでもケーブルの引張の剛性は変化しないと考えられる。
幾何学非線形を考慮することで、初期張力が大きくなる<と、引張の剛性も大きくなった解析を行うことが出来ると考えた。

まず、幾何学的非線形を考慮していないもの(negative)と考慮したもの(positive)の比較を行う。
条件の38で比較する。
先端変位
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/depl_sentan.png
破断時のケーブル張力の変化量
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyoryoku_hikaku.png 動き https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/38_scale1.gif https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/hikaku_douga.gif

幾何学非線形を考慮したためケーブルの引張の剛性が高くなりそれによって先端変位が小さくなった?
またケーブルが曲がりにくくなり張力の変化量も小さくなった?

結果に影響が出たことから、解析方法の見直しが必要。
これまで2本モデルでは実験と解析一致していたが、幾何学非線形を考慮した解析と実験の解析も比較する必要がある。

10月9日

4本モデルで初期張力がケーブル破断時の張力に与える影響をわかりやすくした。

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/18_22new.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/34_43.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/38_47.png https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/22_34.png

ケーブル破断時の張力の変化量に違いがでるのは、ケーブル1,2と3,4で初期張力が異なるものを比較した時である。
ケーブル1,2と3,4で初期張力が異なるものでも張力の変化量が一致するpointもある。これは破断した隣のケーブル張力である。

10月7日

ケーブル破断時の張力への影響を初期張力、ヤング率、破断するケーブル、サグの有無といったパラメータの内1つのみを変え比較する。
条件

主塔の材料特性
寸法:5mm \( \times \) 10mm \( \times \) 900mm
密度:7.668\( N/mm^{2} \) \( \times 10^{-9} \)
ケーブルの材料特性
直径:3.85mm 密度:3.13\( N/mm^{2} \) \( \times 10^{-10} \)

主塔には全てに同じ減衰を与える(Salomeの材料特性の部分のα、βを変えない)

ケーブル番号
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/model_para.png
破断時のケーブル張力を読み取るpoint
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_point.png

まずは初期張力の条件を変え、それ以外の条件を同じにしたもの同士を比較し、初期張力が破断後のケーブル張力に与える影響を調べる。
比較するものの初期張力を1にする。(9では初期張力20Nなので、得られたケーブル破断時の張力の結果を20で割る。)

・2本モデル 9と13、10と14、12と16を比較

初期張力ヤング率サグ
920N50MPa
1350N50MPa
1020N50MPa
1450N50MPa
1220N100MPa
1650N100Mpa

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/syokityouryoku_eikyou.png
この結果より2本モデルにおいては、初期張力は破断後のケーブル張力に影響を及ぼさない。

・4本モデル
17と21、18と22、20と24、26と30、28と32、51と55、59と63、18と34、34と43、36と45、38と47を比較
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/syokityouryoku_eikyou_hyou.png

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/syoki_eikyou_tyouryoku.png
1〜4のケーブルで初期張力がそろっているものは(17など)初期張力の条件が異なるものを比較しても違いは見られなかった。
しかし1〜4のケーブルで初期張力がそろっていないものは(34など)破断後の張力の変化量に違いがでた。

9月19日 6本モデル

6本モデル ケーブルのヤング率はすべて50N/mm2に設定
張力 上:28.70N 中:20.09N 下:11.48N
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/hadanmodel.png

破断1
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/6hon_hadan1.gif

破断2
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/6hon_hadan2.gif
4本モデルの破断1と同じ挙動

破断3
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/6hon_hadan3.gif
4本モデルの破断2と同じ挙動

9月26日 張力の入れ方は同じでヤング率を変えてみる~

張力 上:28.71N 下:8.61Nは同じまま、ヤング率を上ケーブル80N/mm2、下ケーブル40N/mm2にして解析を行った。

張力の変化量

ue_hidariue_migisita_hidarisita_migi(上の張力÷下の張力)
4.608NN-4.608N--2.2012.094

ケーブルのヤング率が変わることで破断時のケーブル張力の変化量比に影響が出ると考えられる。

9月18日 ヤング率を同じにする

破断1

ヤング率を全てのケーブルで50N/mm2と同じにしたときの塔の動きを確認する。このとき張力は上のケーブルが大きく、下のケーブルが小さくなるよう温度荷重を設定。その反対も
張力 上:28.71N 下:8.61N
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/yang_ueooki.gif

張力 上:14.35N 下:20.10N
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/yang_sitaooki.gif

ヤング率を同じにしても動きに違いはなかった。

張力の変化量

ue_hidariue_migisita_hidarisita_migi(上の張力÷下の張力)
張力 上:28.71N 下:8.61Nのとき3.71N-3.70N--3.50N1.06
張力 上:14.35N 下:20.10Nのとき8.65N-8.65N--8.15N1.06
張力 上:14.3526N 下:14.3526Nのとき5.826N6.18N-6.17N1.06

ケーブルのヤング率を揃えることで張力の変化量比に影響が出た。

ヤング率を100N/mm2に揃えたときの張力の変化量比は、1.03となった。
ヤング率を揃えると張力の変化量比は1.0に近づくと考えられる。

破断2

ヤング率を50N/mm2に揃えた時、張力の変化量比は1.06になった。
ヤング率を100N/mm2に揃えた時、張力の変化量比は1.11になった。
このことから、破断2の場合はヤング率を揃えると1.11に近づくと考えられる。

9月17日 張力の大きさを上下逆にする

9月11日の実験モデルでケーブル張力の大小を上下逆にしてみた
張力 上:14.4081N 下:27.0556N
破断1
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_gyaku_hadan1.gif
張力の大小を逆にしても違いはなかった。

破断2
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_gyaku_hadan2.gif
張力の大小を逆にしても動きに違いはなかった。

破断1と2の破断後のケーブルの張力
破断1
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_gyaku_hadan1.png
破断2
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/tyouryoku_gyaku_hadan2.png

張力の変化量

ue_hidariue_migisita_hidarisita_migi(上の張力÷下の張力)
破断114.7217N-14.7136N--6.6275N2.218
破断2--12.8582N5.4554N-5.4553N2.357

張力の大きさを上下で逆にしても、上下での張力の変化量の比がほぼ変化しない。(張力の入れ方は破断時のケーブル張力の変化量には影響しない)

9月11日の実験

実験モデル
張力 ケーブル上:24.0161N ケーブル下:15.7814N https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/911jikkenn_model.png
今までは先端変位を測定してDAFを求めてきた。しかし本数を増やしていくことで先端が最大変位にならない可能性がある。
今後は破断時の塔の動きを追うことで、ケーブル本数を増やした時の影響を評価していく。
モデル破断1の塔の動きは次のようになった。(ケーブル要素はアニメーションに映らないように設定。Scale Factorを1000にした。) https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_hadan1_new.gif

ケーブルあり(scale1とscale30)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_hadan1_scale1.gif https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_hadan1_scale30.gif

初期位置に戻ってきたときの塔の形
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_syokiiti_hadan1.png

モデル破断2の塔の動きは次のようになった。(ケーブル要素はアニメーションに映らないように設定。Scale Factorを1000にした。) https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/depl_4honhadan2_scale1000.gif

ケーブルあり(scale1とscale10)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_hadan2_scale1.gif https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_hadan2_scale10.gif

初期位置に戻ってきたときの塔の形
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/4hon_syokiiti_hadan2.png

破断1と2の破断後のケーブルの張力
破断1
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/hadan1_tyouryoku_new.png
破断2
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/hadan2_tyouryoku.png

破断時の張力の変化量

ue_hidariue_migisita_hidarisita_migi(上の張力÷下の張力)
破断18.5869N-8.5872N--3.8658N2.221
破断2--21.43226N9.0947N-9.09228N2.358

ケーブル1本モデル(scale foctor 100)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1hondouga.gif

ケーブル2本モデル(scale factor 400)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hondouga.gif

ケーブル1本、2本、4本のときで動きが異なることから、本数による影響もあると考えられる。

8月1日の実験と解析の結果

ケーブル1本の時

解析は健全時の変位がほぼ一致するように温度荷重を与えた。
実験と解析の結果

静的動的健全時DAF
実験030.0157.991.932
解析030.0059.201.973

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/k.gif

実験と解析のグラフ
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1hon_kaiseki_graph.png

ケーブル破断時の周期が解析の方が速い。

ケーブル2本の時

解析は静的変位がほぼ一致するように温度荷重を与えた。
初めは温度荷重によりケーブル張力を求め、片方のケーブルをそのまま温度荷重、もう片方を求めた張力で「あたかもあったかも」にする方法で解析を回したが、減衰がかからなかった。(DYNA_VIBRAを使用)
次に、千代岡さんから教えていただいた2段階解析をした。
2段階解析では温度荷重はできない?エラーがでてしまった。 そのため、ケーブル2本とも「あたかもあったかも」の方法を使い、片方は張力をかけたまま、もう片方を途中で張力0にして解析を回した。
この方法で減衰はかかった。(この方法を①とする。)
実験と解析の結果

静的動的健全時DAF
実験18.3434.5401.884
解析18.4035.4301.926

実験と解析のグラフ
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_kaiseki_graph.png

ケーブル破断時の周期が実験の方が速い。

DYNA_VIBRAを使用し、片方を温度荷重、もう片方を同じ張力で点載荷にしたとき、健全時の変位が0にならない。
つまり、温度荷重と点載荷の両方を使用するときはDYNA_VIBRAは使えない?
DYNA_NON_LINEを使用して片方温度荷重、もう片方を点載荷にした時、健全時の変位は0になった。(この方法を②とする。)
DYNA_VIBRAを使用しているときはcalc_modeとcalc_amor_modalを使用して減衰の設定をしていたが、DYNA_NON_LINEでそれらを使った減衰設定がわからなかった。
そこで材料設定の部分で減衰に関わるα、βを設定し減衰をかけた。しかし、思ったよりも減衰がかからなかった。
(この理由はケーブルのみにα、βを設定していたから)
このときの実験と解析のグラフは次のようになった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/depl_DYNA_NON_LINE.png
このグラフでは周期のズレは小さくなっている。このことから周期のズレはケーブルの有無によるものだと考える。

方法①と②のモデル
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_kaisekimodel.png

方法②を解析の途中でtime stepを変える解析してみた。(0s〜19sまでtime steo0.01、19s〜30sまでtime step0.001)
またα、βは梁のみに設定して解析を行った。
このときの実験と解析のグラフは次のようになった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/81jiken_DYNA_NON_LINE_0_19_30.png

静的動的健全時DAF
解析18.4035.7901.945

片持ち梁の動的解析について

FrontlSTRチュートリアルP85〜に片持ち梁の動的変位の理論値が載っていた。(正しいとは限らない)
これによると片持ち梁のDAFの理論値は1.9753となる。
断面10mm*50mm,長さ500mmの片持ち梁モデルで動的解析を行ってDAFを確認した。
まずはステップ荷重を梁の先端に載荷する解析を行った。しかし、エラーがでてしまった。
Exception utilisateur levee mais pas interceptee. !

  ! Les bases sont fermees.                                                         !
  ! Type de l'exception : NonConvergenceError                                       !
  !                                                                                 !
  !    Arrêt pour cause d'absence de convergence avec le nombre d'itérations requis !
  ! dans l'algorithme non-linéaire de Newton.                                       !
  !    La base globale est sauvegardée. Elle contient les pas archivés avant        !
  ! l'arrêt.                                                                        !
  !                                                                                 !
  !    Conseils :                                                                   !
  !    - Augmentez ITER_GLOB_MAXI.                                                  !
  !    - Réactualisez plus souvent la matrice tangente.                             !
  !    - Raffinez votre discrétisation temporelle.                                  !
  !    - Essayez d'activer la gestion des événements (découpe du pas de temps par   !
  ! exemple) dans la commande DEFI_LIST_INST.   

次に「あたかもあったかも」を用いてtimestep0.001で解析を行ったところ解析は回り、DAFは1.872となった。
理論値と考えていた1.9753にはならなかった。

塔の長さ、境界条件とDAFの関係

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/model.png

長さ(mm)片持のDAF単純のDAF
1001.2581.0962
2001.72251.36
3001.90821.6528
4001.96091.8328
5001.97911.9148
6001.98781.9527
7001.98841.9701
8001.99151.9789
9001.99441.9858
10001.99471.9889

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/kata_tanjun_DAF.png
・境界条件:片持ばり
塔の長さを変えながら先端に水平方向の荷重を与えた。
塔の長さを長くすることで先端が境界条件を考えない自由な動きが出来るようになったため、DAFが2に近づいたと考える。

・境界条件:単純梁
DRYのみを自由にした単純梁モデルを作り、梁の長さを変えながら、梁中央に荷重を与えた。
片持ち梁と同様に長くすることで中央が境界条件を考えない自由な動きが出来るようになったため、DAFが2に近づいたと考える。

・両方を比べてみて 片持ち梁の方が同じ長さ時のDAFが大きく、また長さの伸びに対するDAFの上がり方が大きかった。
しかし、固定部からの距離で見る(片持ちL=100mmと単純L=200mmのように比較)と単純梁の方がDAFは大きくなっている。
この理由を考えながら、境界条件がどのようにDAFに影響するかを検討していきたい。

ケーブルの角度とDAFの関係

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/kakudo_DAF.png
塔の長さ、荷重は同じにして、ケーブルの角度のみを変化させDAFの違いを調べた。

case1case2case3case4
DAF1.880591.880591.880591.88059

この結果からケーブルの角度はDAFに影響しないことが分かった。

7月2日の実験

・2本の場合(減衰なし)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/2hon_gensuinasi.png
破断していないケーブルがあるため、初期位置より破断したケーブル側へ揺れることはなかった。

7月2日の実験

7月2日の実験ではタワーにケーブルを1本取り付けたものと2本取り付けたものを用意し、ケーブルを破断させたときのタワーの先端変位を測定した。
・1本の場合
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1hon_DEPL.png
1本のときは上のような状態からケーブルを切った。
実験と解析の先端変位のグラフは次のようになり、近い値となった。
しかし、解析の方が周期が早く見える。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/72jikkenn_1hon.png
time stepを0.01から0.005にすることで周期の問題は解決した。(解析時間短縮のため解析時間を30sから20sへ、破断開始を20.1sから10.05sへ変更した。)
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/72jikkenn_1hon_step0005.png
DAFは1.897となり、理論値に近づいた。
time stepを0.005から0.001にすることでDAFが1.919となりさらに理論値に近づいたが、周期の問題がまた発生した。
この原因はまだわかっていない。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/72jikkenn_1hon_step0001.png

実験と解析結果

動的変位静的変位DAFDAF理論値
実験31.76mm17.70mm1.7941.963
解析step0.0132.84mm17.66mm1.8591.963
解析steo0.00533.50mm17.66mm1.8971.963
解析step0.00133.90mm17.66mm1.9191.963

7月10日

7月2日に行った実験の再現を解析で行っている。
ケーブル部分にプレストレスを与えるため、温度荷重のかけかたを学んだ。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/pre_static.png
温度荷重によってプレストレスが入り、塔がたわむことを確認できた。
今後はたわんだ状態からケーブルを破断させたときの挙動を確認していく。

減衰について

これまでの減衰定数の計算の考え方は間違っていた。
https://wwwra.meijo-u.ac.jp/labs/ra007/murata/pdf/textbook/sindo_2005-2.pdf
このページを参考にした。
\( δ=\displaystyle \frac{Y_1}{Y_2} \)で対数減衰率δを求めるが、\( Y_1 \),\( Y_2 \)は最大変位から破断後の静的変位を引いたものである。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/gensui0005NEW.png
この減衰定数を計算すると0.00477と与えたかった0.005に近い値となった。
・減衰定数を0.05に設定し、解析を行った。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/gensui005_710.png
このグラフからDAFを求めると1.850で理論値のDAF=1.855に近い値となった。

・減衰定数0.1に設定した場合
理論値が1.730なのに対し、解析から求めたDAFは1.725となった。

7月3日

構造関係メモから\( DAF=1-\cos\omega t \)と表すことが出来ることを理解した。
減衰についてだが、現在自分の与えたい減衰定数を反映するができていない。
減衰定数0.005で与えたいところを、変位のグラフから計算すると0.0099となっている。

3本のばねモデルでの実験結果

実験値解析値
3本静的32mm32.48mm
破断時(動的)68mm65.15mm
2本静的47mm48.72mm

健全時を原点にとり、動的変位と静的変位の比をとったものと、自然長を原点にとった時とではDAFが異なる値となった。
健全時を原点にとったものを\( DAF_{健} \)、自然長を原点にとったものを\( DAF_{自} \)とする。(\( DAF_{自} \)\( S_{0} \)=0とする。)
構造関係メモから自然長を原点にとったDAFは\( DAF={1-\displaystyle \frac{\cos\omega t}{N}} \)と表される。これを\( DAF_{自理} \)とする。
tは破断開始から最大変位にいたるまでの時間を代入する。
解析、実験の結果は次のようになった。

\( DAF_{健} \)\( DAF_{自} \)\( DAF_{理} \)\( DAF_{自理} \)
解析2.011.3372.001.333
実験2.401.4472.00

6月26日

固有振動数を解析で求め、レイリー減衰で用いるα、βを計算し減衰をかけた。
減衰定数0.005
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/gensui0005_mode.png
減衰定数0.005よりもかかっている気がする、、 解析方法を見直す必要あり

6月24日

実験した3本モデルを減衰を考慮して解析してみた。
グラフを見ると減衰しすぎな気がする。なにか設定をミスってる可能性あり。 減衰0.5%のとき
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/gensui0005.png
減衰1%のとき
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/genzui001.png
減衰5%のとき
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/gensui005.png

6月19日

断面、縦22mm、横70mmで高いところから紐+バネで吊るした解析を行ってきた。しかし実験では縦方向の変位だけでなく、横方向にも揺れてしまった。
これを踏まえ断面、縦70mm、横22mmの縦長にし、低いところからバネのみを使用した実験を行った。結果横方向の揺れは少なくなった。
今回の実験の結果からばね定数等を求め解析を行い、実験と解析の自然長からの変位は次のようになった。

実験値解析値
3本静的32mm32.48mm
破断時68mm65.15mm
2本静的47mm48.72mm

動的変位と2本の静的変位の比から求めるDAFは次のようになった。

実験値解析値
DAF1.4471.337

今回のバネの本数が破断により3本から2本になったため、DAFの理論値は1.333である。
DAFを衝撃係数問題から求めると理論値は2になり、実際に解析でも2となった。

6月11日

5月31日に実験をIHIや他大学の教授に見せ意見をいただいた。
初めの実験モデルでは複数のパラメータにより、調べたい対称が何に起因しているのかわからないのでは、という意見だった。
そこで簡単なモデルから徐々に進めていくことにした。
初めは3本のケーブルで鋼材を吊るしたモデルで、真ん中のケーブルを切ったときの挙動を見ることにした。
千代岡さんに"あたかもあったかも"を教えていただき、salomeで解析を初めた。実験はまだしていない。
3本のケーブルで真ん中の1本を破断させたときの時間と変位のグラフは次のようになった
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/6_11_3hon_DEPL.png
この結果に加え、ケーブルが2本のときの静的変位を調べることでDAFを求めると、DAF=1.317となった。
(DAFの導き方は千代岡さんの卒論を参考にした。)
次にケーブルの剛性を変化させることでDAFの違いを求めようと思ったが、ケーブルの剛性を変化させても変位量は変化するが変位の割合は変化しないと考えられる。
そこでケーブルの本数を増やし、ケーブルの破断する数を変化させたときのDAFを調べることにした。
ケーブルの本数を9本にして真ん中の1本を破断させたときの時間と変位のグラフは次のようになった。
https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/6_11_9hon_1honhadan_DEPL.png
DAFは1.177となった。
今後は3本破断、5本破断、7本破断の解析を進めていく。

5月29日

衝撃を与える時間を変えてみた

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_30depl_inst1.png 1s https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_30depl_inst01.png 0.1s https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_30depl_inst001.png 0.01s https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_30depl_inst0001.png 0.001s

マルチファイバーに衝撃を与えた時の先端変位

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_29depl_pas1.png psa1 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_29depl.png pas0.1 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_29depl_pas001.png pas0.01 https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/5_29depl_pas001.png pas0.001

シェル要素の片持ちばり

http://opencae.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?plugin=attach&refer=SALOME-Meca%A4%CE%BB%C8%CD%D1%CB%A1%B2%F2%C0%E2&openfile=16-20.pdf

http://opencae.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?plugin=attach&refer=SALOME-Meca%A4%CE%BB%C8%CD%D1%CB%A1%B2%F2%C0%E2&openfile=16-00.pdf このページを参考にして解析した

AFFE_CARA_ELEMのわからない用語を調べる必要あり

EXCENTREMENT_FO: 法線方向で、格子と平均曲面の間の距離を与える関数。法線方向に、グリッドと平均サーフェスに入る距離を定義する (モデリング DKT, DST, GRILLE_EXCENTRE).

AFFE_CARE_ELMEの説明8〜

ビーム要素の片持ちばり

点を固定できるのか: lineをグループ化で固定、載荷の点を作ったがAFFE_CHAR_MECAで点が出てこないため固定できない

GROUP_MAを選択していたため点が出てこなかった、GROUP_NOを選択したら点を選べるようになり固定できた

固定面をどうやってつくるのか: 長方形フェースを固定したい面に付ける方法を考えたがうまくできなかった

Midas

https://in.midasit.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/constrcution-83-civil-book.pdf
https://in.midasit.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/constrcution-84-civil-book.pdf

参考資料

code-asterの説明

code-aster質問ページ

構造要素の概要

減衰について

面内と面外の説明

cable軸力の計算?

12月8日 

サンドイッチ梁

メッシュの長さ要素数変位相対誤差計算者
0.71551920.0837890524615.365安藤
0.81388080.0838038649115.350安藤
0.9825870.08370707398115.45兼田
1.1386710.08420120760214.95兼田
1.2319290.08368815.466柴田
1.3286210.08366915.4857柴田
1.4288540.0836815.47佐藤
1.5200150.08405215.10佐藤
1.6194480.083540293815.62皆川
1.7138010.083435509815.72皆川
1.8125280.08373315.42永山
1.9117690.08392415.23永山
2106990.08407687655915.074
335790.0841456175315.004
416280.08279416.37服部
510160.08303318.89服部
68390.08288216.26梶原
75540.08087118.28梶原
82850.07999519.20工藤
92610.07898020.22工藤
102320.08191117.26佐々木
112080.07567623.56佐々木

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/128kadai1.png

11月29日

異方性一次 [#p29b4460]

異方性一次
メッシュ長さ要素数変位相対誤差計算者
0.71445630.5052522.76安藤
0.81415170.5046922.64安藤
0.9916480.5025952.216兼田
1.1271600.4899140.363兼田
1.2246750.4870880.791柴田
1.3234460.48680100.995柴田
1.4177380.4859991.16佐藤
1.5154380.4851801.33佐藤
1.6159000.4832861.71皆川
1.7121420.4779522.80皆川
1.8116040.4820851.9554永山
1.9103910.4708874.2329永山
2102910.4809102.19
323280.43193712.15
415000.43015612.52服部
54320.28296842.45服部
63560.344155630.00梶原
71960.21393456.49梶原
81040.22987453.25工藤
9810.23230852.75工藤
10780.20327158.65佐々木
11630.22231654.78佐々木

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1129kadaiihousei2.png

等方性二次 [#vb0def3f]

等方性二次
メッシュ長さ要素数変位相対誤差計算者
0.71445630.4301243.22安藤
0.81415170.4301323.22安藤
0.9916480.4300203.197兼田
1.1271600.4298283.151兼田
1.2246750.4298363.15柴田
1.3234460.429743.13柴田
1.4177380.4297971.3佐藤
1.5154380.4299583.14佐藤
1.6159000.4297553.18皆川
1.7121420.4296763.11皆川
1.8116040.4298293.1507永山
1.9103910.4296843.1159永山
2102910.4296203.10
323280.4291692.99
415000.4292543.01服部
54320.4281702.75服部
63560.4284522.82梶原
71960.425912.21梶原
81040.4260742.25工藤
9810.4255522.12工藤
10780.48838217.20佐々木
11630.4239729.0534佐々木

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1129kadaitohosei2.png

11月24日

メッシュ長さ要素数変位相対誤差計算者
0.714552340.4224840.01388安藤
0.81429730.4225700.01409安藤
0.9916480.4204370.897兼田
1.1271600.4056182.659兼田
1.2246750.4043492.96柴田
1.3234460.4041853.00柴田
1.4177380.3986044.34佐藤
1.5154380.3965934.83佐藤
1.6161220.3982124.44皆川
1.7120260.3934115.59皆川
1.8116040.3936685.53永山
1.9103910.3906956.24永山
2109210.3951035.18
323280.32476222.06
415000.15501362.80服部
54320.06527884.33服部
63570.21306248.87梶原
71960.101975.55梶原
81040.115862472.20工藤
9810.125511869.88工藤
10780.0773381.44佐々木
11630.199952.03佐々木

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/kadai1124.png

11月17日

メッシュ長さ要素数変位相対誤差計算者
0.71984646.542811.91安藤
0.81138126.51042.39安藤
0.9402806.36315254.60兼田
1.1300556.33635255.00兼田
1.2264676.30433755.48柴田
1.3251806.3043555.48柴田
1.4322126.316125.31佐藤
1.5177536.12098.23佐藤
1.6142966.20446256.98皆川
1.7135966.21566256.81皆川
1.828665.73775513.98永山
1.960015.726362514.15永山
256175.645852515.355
323095.472875517.948
46173.61605750.458服部
54943.85803750.422服部
65812.5068262.416梶原
71331.4122578.827梶原
8781.288717580.68工藤
9721.287992580.69工藤
10601.1434482.85佐々木
11651.2312481.154佐々木

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/1117kagai1124.png

11月10日 

https://www.str.ce.akita-u.ac.jp/~gotouhan/j2023/shibata23/bbb23.png

10月27日 

コマンドを学んだ。

pwd:今いる場所

ls:今いる場所のフォルダ名ファイル名等を見る

mkdir:フォルダの作成

cd:ファイル間の移動(ディレクトリーの移動)

gedeit ファイル名 .tex & :テキストファイルを開く

vi:ファイルを開く

Esc : q:開いたファイルを閉じる

cp 元のファイル名 新しいファイル名:元のファイルをコピー

cat:ファイルの中を確認

rm:ファイルの削除、cd .. :1個前に戻る

rmdir:フォルダを削除


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Last-modified: 2025-01-30 (木) 15:06:55