2021年度以降の卒論・修論概要・スライドは 構造研のページに公開しています。
このページの読者としては、 主に学科内3年生以下(特に年度末の次期4年生)を想定しています。
構造研というのは、 環境構造工学講座の中の 小講座みたいなものの通称で、 コンクリ研に対して構造研といいます。 昔は「基礎研」と言っていました。 2012年に長谷部先生が亡くなられてから、 構造研は後藤一人になってしまいましたが、 それまでは、 各教員が担当している卒論生・院生からなる小小集団を長谷部班、後藤班などと 言っておりました。 2014年度の理工学部生からは、 環境構造工学分野が構造研に対応します。 2016年3月から野田先生が来られたので、 構造研は、後藤班、野田班の2班体制になりました。
目次
はじめに
2020年度の卒論概要
2019年度の卒論概要
2018年度の卒論・修論概要
2017年度の卒論・修論概要
2016年度の卒論・修論概要
2015年度の卒論・修論概要
2014年度の卒論・修論概要
2013年度の卒論・修論概要
2012年度の卒論・修論概要
2011年度の卒論・修論概要
2010年度の卒論概要
2009年度の卒論概要
2008年度の卒論・修論概要
2007年度の卒論概要
2006年度の卒論概要
2005年度の卒論概要
2004年度の卒論・修論概要
2003年度の卒論概要
2003年度の卒論テーマ(案)
2002年度の卒論・修論概要
パソコンの使い方
卒論日誌!?
学生さんの顔ぶれ
リンク
最近の後藤班では、 木材と鋼材を組み合わせた新しい木橋 (オンサイト木橋 *, *) についての研究や 折り紙構造の 数値シミュレーションなんかもやってみたりしています。 その辺のことは、 後藤担当の卒論テーマ(勧誘ビラ)も参照して みてください。
秋田の杉林など、人工林では、定期的に間伐を行わないと、 日光が入らなくなって森林がだめになってしまうので、 残す木を残して、間引く木を間伐しています。 木というのは、空気中の二酸化炭素を原料にして育っているわけですが、 木を木材として使っている間は、その間、かつては空気中にあった炭素が、 木材にたくわえられ続けることになります。 これを炭素固定と言ったりします。 つまり、なるべく多くの木材構造物をつくることは、 空気中の二酸化炭素を減らすことに貢献するという考え方があります。 間伐された木は、そのまま置きっぱなしにしておけば、 腐って二酸化炭素を空気中に放出してしまうので、 間伐材を(木の状態で)有効利用したいのですが、 いかんせん、間伐材を山からトラックで運びだして製材所で製材しようとすると、 その運搬や加工のためにコストやエネルギーがいるので、 なかなか効率的な間伐材利用は進まないという現状があります。
そんな中で、森林に近い山間部や農地で、 (近くの森林で) 現地製材した間伐材を利用しながら橋をかけるなら、 余分なコストやエネルギーがかからなくて済むという発想で、 現地製材の小さめの断面の角材を利用しながら、 現地で簡単に組立てられるように工夫したのが オンサイト木橋で、 秋田県立大学木材高度加工研究所、秋田大学、 日本機械工業などで 協同開発しました。 現地での組立てやすさに特化したオンサイト木橋は、 災害時の応急橋にも適していると思うので、 更に、鋼部材をなるべく使わずに、合板などと組み合わせて、 人間が手で持てる材料だけで組立てられるように工夫していこうと考えています。
構造研では、 (まだ力学挙動などがよく分かっていない) 木橋や集成材(と鋼材の合成)構造についての 様々な研究をやっておりますが、 後藤班では、どちらかというと、 実験だけではなく 数値シミュレーション による解析にも重点を置いております。 勿論、よく分からない現象を調べるには、 同じような状況を再現して実験してみるのがいいと思いますが、 実験は、条件設定や経済上・時間上の制約があり、 実物大の巨大な橋を何十本もつくって壊すなんてことはできないわけですが、 その辺がなんとでもなるコンピューター内の 仮想世界で数値実験している訳です。 ただ、数値実験するにも、 (直交異方性材料として見た場合の)集成材の材料定数などは、 ちゃんと分かってないと数値モデル化できないので、 材料試験などの基礎的な実験にも興味はあります。 数メートルスパンの橋桁を曲げたりといった実験は、 能代の木材高度加工研究所で 行うこともあります。
数値シミュレーションとはいっても、 ちょっと条件を変えて計算してみると、全然 違う結果が出てきたりします。 授業の構造力学で解けるような 簡単な理想的な問題であれば、 そういう理論値と比較してみて数値シミュレーションの計算が合っているか どうかということを確認できますが、 折り紙構造とか、複雑な対象物を解析する場合は、 比較できる理論値というものがなかったりします。そういう場合、 本当に数値シミュレーションの計算結果が信頼できるかどうかということは、 やはり実験で確かめるのが確実だと思います。 折り紙構造のような複雑な構造物は、実験モデルを作成するのも大変だったのですが、 最近 流行りの3Dプリンターの場合、 数値シミュレーション用の解析モデル(入力データ)があれば、 それを(ちょっと加工して)そのまま実物模型に造形できるようになりました。 というわけで、3Dプリンターの実物モデルを使って、 数値シミュレーションの精度検証ができないかなあと考えているのですが、 今のところ、 3Dプリンター用の樹脂材料はかなり特殊な(クリープの大きい)材料で、 あまり、こういう力学的実験向きではありません。 が、そのうちこういう用途に応えて、材料も進歩してくると思うので、 3Dプリンターの利用可能性については、引き続き検討を続けたいと思っています。
木材というのは雨ざらしの状態で使うと、 すぐに腐ってしまうので、木橋で使われる木部材は 防腐加工をしたり、雨が直接は当たらないように 木部材に覆いをかけたりして使われます。 しかし、防腐加工を徹底すればするほど 木目などが見えにくくなったり、 木部材を覆いすぎてしまうと、 木の部分が見えにくくなったりして、 木橋景観に期待されている(であろう) 「木のぬくもり」みたいなものが損なわれてしまうという ジレンマがあります。 そこで、 どれくらい木目が見えにくくなってしまったら人は 「木らしい」と感じなくなるのかとか、 どれくらい木が隠されてしまったら人は 「木橋である」と感じなくなるのか、 といったことを 価値観の異なる人たちが客観的な数値で議論できるような 指標を作りたいと考えています。 例えば、音楽で 「悲しい和音」とか「明るい和音」と言っても、 (音楽感性の異なる) 個人個人によって思い浮かべるものは違いますが、 「短三和音」とか「長三和音」と言えば、 それの意味するものは価値観に依存せずに決まります。 こんなふうに「木らしさ」に関係する 木部材表面の画像的特徴(RGB値の分布とかスペクトルとか)を 定量化して、 人の主観的評価(「木らしい」と感じますかのアンケートとか) との相関を調べたりとかしてます。
2012年度は、9月に長谷部先生が入院し、12月に亡くなられました。
長谷部班の学生については、当初のテーマをなるべく引き継ぎながら、
後藤ができる範囲で10月以降の面倒をみました。
なお、公開してほしくないと申し出た学生の概要は公開していません。
私がめんどうを見た昨年度の学生さんたちの論文要旨です。
明らかに間違っている記述も随所に
多少 見受けられますので、
そのうちアクセス制限をかけるかも知れません
(LaTeX の dvi ファイルから dvipdfm で pdf 化したんだけなんで、
グラフの縦軸の文字とかがちょっとおかしくなってる)。
既に渡してありますが、 temoj.pdf みたいなものを考えてます (私のテーマに囚われずに、 是非こういうのをやってみたいという希望があれば尊重します)。
後藤が2002年3月に秋田大学に来た最初の年に担当した学生たち。
私がめんどうを見た昨年度の学生さんたちの論文要旨です。 明らかに間違っている記述も数箇所 見受けられますので、 そのうち取り下げるかも (TeX の dvi ファイルから dvipdfm で pdf 化したんだけど、 グラフの縦軸の文字とかがちょっとおかしくなってる)。
以下は古い?パソコンの使い方。 2005年度以降は、 後藤班パソコンの使い方(Linux編)参照。
パソコンの使い方は、パソコンゼミで少しずついっぱい教えます。 M1と研究生約3人がTAのように手取り足取り親切に指導してくれる筈です。 パソコンゼミ入門編(win上でのテキストファイルの編集、保存とか、 dos上または linuxサーバー上でフォートランのプログラムを実行する方法 とか)の 解説をウェブ上に用意する余裕(気力)は、今のところちょっとありません。 でも、後期に私が1年生の情報処理の授業をやるときにも転用できる部分も ありそうなので(そういう打算?が働けば)、 そのうち用意するかも知れません。 その辺の操作がそれなりにできるようになってきたら、 TeX の使い方 へと進んでもらいます ( 去年は引越とかでパソコンゼミに使えそうな部屋がなかったり ゴタゴタしていたりして、 10月頃にようやく思い立ってパソコンゼミを始めたのですが、 それでも、4年生、つまりその一部は今のM1のみなさんは、 ほんの数ヶ月のうちに TeX を使いこなして卒論を書けるレベルに達したので、 もっと時間的に余裕のある今年は更に大丈夫??でしょう )。その辺の話は、またそのうち。
フォートランのプログラムの書き方については、
FORTRANプログラミング初級編
この辺を参考に。
パソコンのセットアップ方法については、 「パソコンのセットアップ方法」を、 メールの使い方については「メールの使い方」 を参照のこと。
買わなくていいけど、パソコン入門者にお薦め?の参考書等:
山形浩生著 コンピュータのき・も・ち (アスキー)
鐸木能光著 『テキストファイルとは何か? 知らぬでは済まぬ電脳社会の常識』(地人書館)
鐸木能光著 『ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC)
本当に初心者の人に捧げるコンピューター入門(算法研究所)
卒論日誌やJABEE関連の話は、 JABEE雑感に移動しました。
2004年度からは、 ウィキ にて紹介?
以下は2003年度以前の顔ぶれ
M1:
KY(修論日誌)
TA(修論日誌)
CT(修論日誌?)
研究生:
TM (研究日誌)
4年:
SY(卒論日誌)
SN(卒論日誌)
MC(卒論日誌)
NT(卒論日誌)
ブラインドタッチを覚えよう
英辞郎(ウェブ上英和辞典)
goo辞書(ウェブ上の英和・和英・国語・新語の辞書検索)
Excite翻訳
(英語→日本語、日本語→英語)
インフォシーク現代用語の基礎知識2001
アスキー デジタル用語辞典
(パソコン用語辞典)
秋田大学付属図書館
(秋田大学蔵書検索システム)
秋田大学生活協同組合
秋田大学情報処理センター
秋田大学土木環境工学科
秋田大学工学資源学部
秋田大学
秋田県立大学 木材高度加工研究所
構造強度の掲示板(後藤が昔 お世話になってたとこ)
その他、フォートラン、TeX, FEM, ソフト関係のリンク集へ
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