LaTeX (主に jlatex209を想定してるけど、platex でもまあだいたい当てはまるかな。 platex で eepic とかを使う場合はこの辺参照) に、 Ngraphや Qfig で描いた図を取り込んだり、 jpg などの画像ファイルを取り込んだり、 文字に色を付けたり、 OHPシートを書いたり、 それをプロジェクターで発表できるようにしたりする上での 大雑把な手順 (及び、マイクロソフト帝国主義な世の中との折り合いを付けるための 小手先の技) 。 入門者が読むとかえって混乱しそうなところは 小さめの字で書いたので、読み飛ばしてよい。 尚、以下では LaTeX のことを厳密ではないが単に TeX と書いている。 以下で用いられる、 Cygwinの フォートラン77コンパイラー(g77)と X Window(XFree86)、 Ngraph ver 5.45、Qfig、 WinFD、 TeX(Web2C)、dvioutなどは既にインストール済みとします (インストールの際は、 パソコンのセットアップ 参照)。
ここで断りなく使っているスタイルファイルの多くは、 岩熊先生のページの お絵描きソフトと LATEX スタイルファイル等 、 土木学会関連の文書および LATEX スタイルファイル等 、 LATEX のスタイルファイル等に関連して 、 熊の巣窟にある宝とガラクタ で手に入ります。
\begin{table}[h] \caption{11月のカレンダー} \label{11gatu} \begin{center} \begin{tabular}{rrrrrrr} {\bf 日} & 月 & 火 & 水 & 木 & 金 & 土 \\ & & & & & 1 & 2 \\ {\bf 3} & {\bf 4} & 5 & 6 & 7 & 8 & 9 \\ {\bf 10} & 11 & 12 & 13 & 14 & 15 & 16 \\ {\bf 17} & 18 & 19 & 20 & 21 & 22 & {\bf 23} \\ {\bf 24} & 25 & 26 & 27 & 28 & 29 & 30 \end{tabular} \end{center} \end{table}例:hyou.tex(dviout)
\begin{equation} \label{kakezan} \left( \begin{array}{c} b_{1} \\ b_{2} \\ b_{3} \end{array} \right) = \left[ \begin{array}{ccc} a_{11} & a_{12} & a_{13} \\ a_{21} & a_{22} & a_{23} \\ a_{31} & a_{32} & a_{33} \end{array} \right] % \left( \begin{array}{c} x_{1} \\ x_{2} \\ x_{3} \end{array} \right) \end{equation}例:gyou.tex(dviout)
C:\Program Files\ngraph\gra4dosv\Gra2eepi.exe tawami tawamiみたいに書かれるから (私のWinFD.cfg をコピーしたなら)、 その右端に拡大率を、例えば50%縮小したいなら、
C:\Program Files\ngraph\gra4dosv\Gra2eepi.exe tawami tawami -50みたいに書き込んでリターンキーを押す (書き込み例)。 そうすると、tawami.tex というファイルができている。
\begin{figure}[h] \begin{center} % -50% (のようgra2eepiした時の倍率を書いておくと後で便利) \input{tawami} \end{center} \caption{荷重--たわみ関係} \label{tawami} \end{figure}みたいに書き込む。 図を取り込むTeXファイルの \documentstyle に、cut,epic,eepic,eepicsup のスタイルファイルが 書き込まれていることを確認すること (zu.texの冒頭を見よ)。
platex(LaTeX2e系)で graphicx パッケージを使う場合は、 LaTeXとXHTMLその4参照。
jpeg形式、bmp形式などの画像ファイルを、eps形式に変換して TeX に取り込むの だが、そのためにはまず、jpgやbmpをepsに変換するソフトを インストールしておく必要がある(例えば EPS-conv みたいなフリーソフトが有用である。 この手の解凍すれば済むだけの ソフトのインストールぐらいは各自でできてちょうだい )。 まず、TeXに取り込みたい画像ファイル(例えば nikuzya.jpg)を、EPS-conv等で、 nikuzya.eps というepsファイルに変換する (この手のソフトの使い方ぐらいは、 マニュアルを読んで/試行錯誤して自力で使えるようになってちょうだい)。 epsファイルをTeXに読み込むには、 epsf.sty というスタイルファイルが必要である。 \documentstyle[ ] の中に epsf と書いてコンパイルしてみて、 epsf がないというエラーが出るかどうか試してみて。 epsf.sty は 同名のものが何種類かあるようだけど 、 ここでは、 Tom Rokicki 97年作の epsf.sty を使う。 W32TeXでは、 C:\usr\local\share\texmf\tex\plain\dvips\ または、 C:\usr\local\share\texmf\doc\texinfo\ 辺りに epsf.tex というファイル名であるみたい。 なければ、 epsf.styをダウンロードして ユーザースタイルファイルを置いてあるディレクトリー (私と同じ環境なら C:\usr\local\usr_sty)にコピーする。 そのとき、 「epsf.sty を上書きしていいですか」とか訊かれるかも知れないが、 どうせ eps なんて今まで使ったことがなくて、細かいことを気にしない人は、 そのまま上書きする(気にする人は以下の注意を読む)。
C:\usr\local\usr_sty内に既に別の古い epsf.sty があって、 それも使うかも知れないから消したくないときは、 古い方を epsf.old みたいに名前を変えてC:\usr\local\usr_sty内に置いておいて、 古い方が必要になったときは、 新しい方を epsf.new みたいに名前を変えて、古い方を epsf.sty に戻す。 そういうことをしたくない場合は、 epsf.styを常にコンパイルしたいTeXファイルと 同じディレクトリーに置いてコンパイルする。
写真を取り込みたいTeXファイル(例えば syasin.tex)を 次のように書く(\documentstyleにepsfを入れる)。
\documentstyle[11pt,epsf]{jarticle} \begin{document} % 肉じゃがを作ってみました。 \begin{figure} \begin{center} % 大きさを指定する時(縦横比を変えられる) % \epsfxsize=10cm % 横の長さ % \epsfysize=7.52cm % 縦の長さ(縦横比を変えないなら省略できる) \epsfbox{nikuzya.eps} \end{center} \caption{肉じゃが} \end{figure} % \end{document}コンパイルしてdvioutで見るとこんな感じ。 dviout でカラー画像を表示させるには、 Option の Setup Parameter の Graphic で、 「GIF: BMP(full color)」を選択する。
platex を使う場合は、 「TeXで研究発表用の原稿を作る方法」 の方法で色を付けた方が色々と有用かも。 platex で eepic を使う方法については次項参照。
\documentstyle[rgb,12pt,epic,eepic,eepicsup,fancybox,eslides,here]{j-article} \magnification{1728} % dvioutのResolutionでmag:3を指定する場合の倍率 \def\logo{ {\tiny \TeX でOHPシートを書く練習} } \textheight=13cm % dvioutのResolutionでmag:3を指定すると22cmになる \begin{document} \pagestyle{myslide} % % ********** 1ページ目 *********** \begin{slide} \begin{center} % ファイルを読み込む場合: % -60% \input{ohp} \end{center} \end{slide} % % ********** 2ページ目 *********** \begin{slide} % ここに直接 書き込む場合: % \begin{center} \shadowbox{ {\Large 部屋を\ovalbox{最後に}出る人の確認事項} } 各自の\ovalbox{パソコン}と \Ovalbox{\dg 加湿器} %{\dg }でくくるとゴシックになる と \doublebox{湯沸かしポット}\\ \hspace{5mm} %矢印の位置は\hspaceなどで調節する $\downarrow$ %下向き矢印 \hspace{10mm} $\swarrow$ %南西矢印 \hspace{20mm} $\searrow$ %南東矢印 % 矢印各種は、以下のページ参照: % http://www.topstudio.co.jp/~kmuto/latex/node30.html \\ \hspace{10mm} \red{電源スイッチを切る} \hspace{20mm} \blue{電源コードを外す}\\ $\vdots$\\ \green{ \ovalbox{\dg 蛍光灯} }\\ \brown{ \Ovalbox{暖房} }\\ スイッチを切る\\ \purple{$\Downarrow$}\\ \doublebox{鍵をかける}\\ 以上\\ $\cdots\cdots\cdots\cdots$\\ {\small おまけ(数式もボックスでくくれる)\\ $\delta=\frac{P\ell^{3}}{3EI}+$ \red{ \ovalbox{$\frac{P\ell}{kGA}$} } \\ \hspace{15mm} $\nearrow$ \\ \vspace{-3mm} \hspace{10mm} せん断変形によるたわみ } \end{center} \end{slide} % % 3ページ目以降がある場合は、以下同様に % \end{document}そして、上記のファイル(ohpls.tex)を、コンパイルしてdvioutを見るのだが、 このとき、後述するように Resolution の設定を変えなければ、 たぶん「bad parameter -mag=-3」というエラーが出て OHPシートが左上の方に小さめに書かれてしまうが、 まあ、気にせずに上下の線の中に OHPシートが収まるように ohp.texの倍率を調整する。 倍率が良ければ、 ohp.texをテキストエディターで開き、文字や数式を修正したり、位置をなおしたり、 文字を箱でくくったりする (例)。 で、コンパイルして dviout で見るときに、 Option の Setup Parameter の Resolution で「mag:3」を指定すると、 今度は、ちょうど A4 サイズの OHPシートに収まるサイズで表示される (例:1ページ目、 2ページ目)ので、それを OHPシートに印刷する (または ESCキーを押してプレゼンテーションモードで プロジェクターで発表する)。
「OHP の作成にはパワーポイントを使っているけど数式とかがうまく書けないから、 数式とかだけを TeX で書いたものをパワーポイント取り込みたい」という人には、 TexPoint みたいなのが有用かも知れません。 但し、 標準インストールをすると,インストールされるフォントにより,元の TeXシステムがこわれ,根号などのフォントがおかしくなります ということがあるようなので、適切にインストールする必要があるようですまず、TeXで書いたOHPシートを dviout で開き、 Resolution で「dpi:600」「mag:3」を指定する。 300dpi のプリンターを使ってるパソコンの dviout の初期設定は、 「dpi:300」になっていると思うけど、 プロジェクターに映すために解像度を高くしたいので「dpi:600」にする。 次に、「Presentation」の「Cut edge」にチェックを入れる (こうすると、上下の余白を切ってくれる)。 ESCキーを押してプレゼンテーションモードに切り替え、 1〜5辺り?のキーを適当に押してちょうどいい大きさ (上下の枠線が画面の上下とほぼ一致するか、それよりやや小さめ) の画面を表示させ、 キーボードの PrintScreenボタン(PrtScrn とか PrtSc とか書いてある)を押す (そうすると、今ディスプレーの画面に映っているそのままの画像が、 とある場所にコピーされる)。 ESCキーを押してプレゼンテーションモードをやめ、 いったん dviout を「最小化」してタスクバーに引っ込めておく。 パワーポイントを立ち上げ、 「新しいプレゼンテーション」にチェックを入れ、 OK を押す。「新しいスライド」の中の 「白紙」を選んで OK を押す。 「白紙」の画面の上で右クリックし、「貼り付け」を 選択すると、 PrintScrenボタンを押したときの画面が貼り付けられる。 これで一枚目の OHPシートは完了。 次の OHPシートを読み込むには、 「新しいスライド (白い長方形の左上が光っているような絵)のボタンを押す。 すると、さっきの「新しいスライド」がまた出てくるから、 さっきと同様に「白紙」を選んで OK を押す。 で、白い画面を出しておいてから、 「最小化」しておいた dviout をまた表に出してきて、 次の OHP シートを表示させ、あとは、 OHP シートの枚数だけ同じことをやる。 パワーポイントのファイルを保存する。 パワーポイントでのプレゼンテーションモードを表示するには、 「スライドショー」の「実行」を選択する。 そうすると、こんなふうに見える。 まあ、dviout のプレゼンモードよりは、ややぼやけてしまうものの、 じゅうぶんに実用の範囲でしょう (キャプチャーしたものでは今ひとつ比較できないでしょうが、 dviのプレゼンモードと それをパワーポイントに取り込んだやつ)。 まあ、ゴシック体の方がボヤケに強いかも知れません (ゴシック体にするには、ゴシック体にしたいところを {\dg } でくくる)。 因みに、 OHP シート6枚で 70KB ぐらいの dvi ファイルだと、 このやり方では 400KB ぐらいの ppt ファイルになります。
* LaTeX は、ちょっと勉強しさえすれば、 文法構造が論理的に明快なマーク付け言語で、 レイアウトのことをまるで気にせずに文章の内容だけに専念して書ける という意味で、 非常に便利な道具だけど、 ワード(とその系列の一連のソフト) が既に事実上の世界標準になってるからというだけの理由で (テキストじゃないから中身が分かんないし、 やたらと重たいし、 しょっちゅうトラブルを起こすし、 初心者でも使えるワープロソフトという意味では 一太郎の方がよっぽど使いやすいのに)、 その使用を余儀なくされる構造っていうのは、なんか、 エスペラントと英語の関係にも似てるような気がする (尤も、エスペラントはLaTeXのようには普及してないけど)。 まあ、 英語はwinに、エスはlinuxに似てるみたいなことを言う人は私以外にも昔からいるけど、 マイクロソフト帝国主義反対が動機でエスペラントを始める人なんているのかな? あるいは英語帝国主義反対が動機で LaTeX や Linux を使い始める人とか? あ、別にエスペラントの布教じゃないです。 尤も LaTeX はそれなりに布教したいけど……
platex を使う場合は、 「LaTeX を pdf 化してプレゼンしよう」 の方を参照すること。 platex を使う場合は、 「TeXで研究発表用の原稿を作る方法」 の presentation.cls が有用である。 platex で eepic 形式のファイル(Ngraph とか Qfig とか Gnuplot で作った TeX ファイル)を取り込む場合は、eepic 等のスタイルファイル群を \documentstyle の中ではなくて、「プレゼンテーションにはパワーポイントを使って下さい」 という 理不尽な要求をされる場合でも、 パワーポイントを標準装備しているようなパソコンには、 アクロバットリーダーも標準装備されている可能性が極めて高いから、 「せめて、pdfファイルをアクロバットリーダーの全画面表示で プレゼンしてもいいですか」 という要求なら認めてもらえる可能性もある。 そんなときには、まず、 例えば、 ohpyoko.tex みたいにして、A4横向きサイズの OHPシートを作成する。 ohpyoko.tex を コンパイルした ohpyoko.dvi を dviout で表示 (して印刷したりプレゼンモード表示)するには、 Option の Setup Parameter の Resolution で「mag:3」を指定し、 Paper の Landscape にチェックを入れる (そうするとA4横向きになる)。 さて、一般に(A4縦向きの) hoge.dvi というdviファイルをpdfに変換するには、 dos窓(またはWinFDでhを押してコマンド入力にして) 「dvipdfm hoge」と打てばいいが、 ohpyoko.dvi のような A4横向きで mag:3 用に書いている dviファイルを pdf に変換するには、 dos窓で ohpyoko.dvi の置いてあるディレクトリー(フォルダー)に 移って、dvipdfm -m 1.73 -l ohpyoko と打つ (または WinFD で h を押して dvipdfm -m 1.73 -l ohpyoko とコマンド入力する)。 「-m 1.73」は(mag:3 用で書いたものを)1.73倍に拡大することを意味し、 「-l」は、横向き(landscape)にすることを意味している。 さて、 ohpyoko.pdf というファイルができているから、それをアクロバットリーダーで開く。 「表示」の「全画面表示」を押すと プレゼンモードになる ( ohpyoko.pdf で試してみて)。\documentclass[a4landscape]{presentation} \usepackage{cut,epic,eepic,eepicsup,fontsize,here} \usepackage[dvips]{graphicx,color}みたいに \usepackage の中に書く。但し、\viiipt, \xpt などのフォントサイズの 絶対指定を使っているとこでエラーが出るので、 例えば、fontsize.styみたいなのを 作ってフォントサイズを \scriptsize \small などの相対指定に 定義し直し、\eightdg などを無効にしておくなどの対処が必要であろう (eepicsup の中とかに書いてもいいだろうけど)。
一部では支部原稿などと言われているものなどの書き方だが、 以上で説明した、倍率を調整や 文字や数式、位置の修正ができるようになっていれば、 後は、 1段組: sibu.tex(sibup.pdf)、 2段組:sibu2.tex(sibup2.pdf) を参考にして書いてみてほしい。
04/12/3追記: Vine Linuxへの移行のことも考えて、 platex版も用意してみたので、こちらを使って下さい。 1段組: sibup.tex(sibup.pdf)、 2段組:sibup2.tex(sibup2.pdf)。 wrapfigure の図が section やページをまたいだりすると、 おかしくなったりするかも知れないけど、まあ、 色々と試行錯誤してみて下さい(どうせ、私が見るんだけど)。 2005年は、 2/4(金)必着なので、 速達を使うとしても少なくとも 2/3(木)の朝には 送れるように……
支部原稿 見本ファイル(画像ファイルつき)
Linux用UTF-8版: sibuw.tar.gz (pdf見本)
以下は古い形式
Linux用EUC版: sibue.tar.gz
Windows用SJIS版: sibu.tar.gz
ついでながら……
卒論用見本ファイル
Linux用UTF-8版: soturonw.tar.gz (pdf見本)
以下は古い形式
Windows用SJIS版: soturon.tar.gz
Linux用EUC版: soturone.tar.gz
win上のcygwinの計算で済んでいる人の場合は、 win版の gnuplotをインストールして使った方が便利かも知れない (日本語化の方法は、readme.txt に書いてある)。 WinFD を使ってる人の場合、 外部コマンドとして、
W gnuplot c:\exe\gnuplot\wgpl+w32\wgnuplot $rみたいに登録しておけば(パスはどこにインストールしたかによって 違うけど)、プロットしたいファイルを置いてある ディレクトリーのところで起動できるので便利かも。 c:\exe\gnuplot\wgpl+w32 に パスを切っておいて コマンドプロンプトから wgnuplot で起動という手もある。
板の座屈モードとか、部材断面の応力分布などを立体的に描きたいときは、 Ngraph ではなかなかそういうグラフは描けないので、 gnuplotを使って描いてみる。 win版も あるようだけど、ここでは、 計算サーバーのTurbolinux8 にプレインストールされてきた gnuplot を 使ってみる ( 計算サーバーで計算した結果を描いてみたい時はその方が便利でしょ。 win端末で計算したのを描かせたい時は、データを FTP でサーバーに送るか、 それがいやなら、win版の gnuplot をインストールしてみてちょうだい。 win版は、gnuplot> のプロンプトで pwd とかの unix コマンドがそれなりに 使えるようだけど、ディレクトリー変更するときは cd "hoge" みたいに ディレクトリー名をコーテーションマークでくくらないといけない )。 まず、計算して、描かせたいデータを作る。 データは、x, y, z 座標を1行ずつ並べていく。 xy面への投影が碁盤の目に並んでいる点を 縦横の線で結んで表示するときのために、 例えば以下のようにx座標が同じ点を一列ぶん並べるごとに空行を入れていく。
0. 0. 0. 0. 1. 0. 0. 2. 0. 0. 3. 0. 0. 4. 0. 0. 5. 0. 0. 6. 0. 1. 0. 0. 1. 1. 0.5 1. 2. 0.9 1. 3. 1.0 1. 4. 0.9 1. 5. 0.5 1. 6. 0. 2. 0. 0. 2. 1. 0.9 2. 2. 1.5 2. 3. 1.7 2. 4. 1.5 2. 5. 0.9 2. 6. 0. 3. 0. 0. 3. 1. 1.0 3. 2. 1.7 3. 3. 2.0 3. 4. 1.7 3. 5. 1.0 3. 6. 0. 4. 0. 0. 4. 1. 0.9 4. 2. 1.5 4. 3. 1.7 4. 4. 1.5 4. 5. 0.9 4. 6. 0. 5. 0. 0. 5. 1. 0.5 5. 2. 0.9 5. 3. 1.0 5. 4. 0.9 5. 5. 0.5 5. 6. 0. 6. 0. 0. 6. 1. 0. 6. 2. 0. 6. 3. 0. 6. 4. 0. 6. 5. 0. 6. 6. 0.
このデータを例えば、3d.d に保存する
(win端末でデータを作った場合は、計算サーバーに
FTP で送る)。
さて、cygwin のアイコンをクリックして cygwin のコマンドプロンプト画面に
する。そこで、startx と打って Enter。
そうすると XFree86 が立ち上がるので、
そこで xhost と書いてスペースを一つ空けて計算サーバーの
ホスト名付きドメイン名(FQDN)をこんなふうに打ち込んで Enter
(こんなふうとは言っても、keisan.nihon.kagi-u.ac.jp というFQDN は適当に
書いただけだから、計算サーバーの FQDN はちゃんと私か先輩に訊いて
調べてちょうだいよ。
いちいちこれを打ち込むのがイヤな人は、
win側の C:\cygwin\home\sohda の中にある(場所は人によって違うかも)
.bashrc というファイルの中に、例えば
「alias xh="xhost keisan.nihon.kagi-u.ac.jp"」
みたいに書き込んでおけば、xh とだけ打てば済むようになる。
詳しくは、Cygwin のインストール
参照)
。
で、次に計算サーバーにログインするのだけど、
XFree86窓は、いったん最小化して(終了はせずに)、
(startx を実行中の)Cygwin 窓も邪魔だったら最小化して(終了はせず)、
(デスクトップの Cygwin アイコンをダブルクリックして)
Cygwin 窓をもう一つ開く。
さて
、
keisan.nihon.kagi-u.ac.jp というFQDN の計算サーバーに、
gotou というユーザーID の人がログインするには、
Cygwin 窓で、
ssh gotou@keisan.nihon.kagi-u.ac.jp と打つ*。
そうすると、
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
みたいに訊かれるので yes と打つ。
そうすると、gotou@keisan.nihon.kagi-u.ac.jp's password:
とパスワードを訊かれるので、パスワードを打てば計算サーバーにログイン
できる
(* 計算サーバーにログインするときに、いちいちこう打つのがめんどうな人は、
.bashrc の中に、
alias k3="ssh gotou@keisan.nihon.kagi-u.ac.jp"
みたいに書けば、k3 とだけ打てばいいようになる。
詳しくは、Cygwin のインストール
参照。ログイン・ログアウトの方法については
計算サーバーの使い方も参照)。
計算サーバーにログインしたら export DISPLAY=
につなげて、
自分のパソコン端末の IPアドレスを書き、最後に :0 を付けて、
例えばexport DISPLAY=111.222.333.44:0
みたいに書いてEnter
(これも、111.222.333.44 というのは適当に書いただけだから、
ちゃんと自分のパソコン端末の IP を調べること。
いちいちこれを打ち込むのがイヤなら、
計算サーバー側の自分のIDのユーザーディレクトリーにある
.bashrc(.cshrc とかだったりするかも)の中に、
例えば「alias x='export DISPLAY=111.222.333.44:0'」みたいに書き込めば、
x とだけ打てば済むようになる
)
。
で、gnuplot と打ち込むと gnuplot が立ち上がる。
例えば、上で作った 3d.d のデータを3次元プロットするには、
splot "3d.d" with line みたいに打ち込む。
そこで、先ほど最小化していた XFree86窓を最大化してみると、
3次元のグラフが描けている!。
(ログアウトの方法については
計算サーバーの使い方も参照)。
では次に、このグラフを TeX に取り込む手順を説明する。
上記の手順で計算サーバーにログインして gnuplot を立ち上げた状態で、
順次 以下のように打ち込んでいく。
gnuplot>set term eepic (eepic 形式で出力する) gnuplot>set size 0.8,0.8 (グラフの大きさを縦横とも0.8倍する) gnuplot>set output "3d.tex" (3d.tex というファイルに出力する) gnuplot>splot "3d.d" with line (3d.d のデータを線で結んで作図する)そうすると、3d.tex というファイルができているので、 これを「TeXに図を取り込む」の要領で、
\documentstyle[cut,epic,eepic,eepicsup]{j-article} \begin{document} gnuplotで描いた3次元のグラフを\TeX に取り込んでみる。 \begin{figure}[h] \begin{center} % set size 0.8,0.8 (のようにgnuplotの倍率を書いておくと後で便利) \input{3d} %ここで 3d.d を取り込んでいる \end{center} \caption{gnuplot で描いたグラフ} \end{figure} \end{document}みたいなファイル(例えば gnu.tex)を作ってコンパイルして dviout で 見ると、こんなふうに見える。 で、大きさが気に入らなかったら、上記の「gnuplot>set size 0.8,0.8」の ところを適当に変えてやり直す。
\thicklines \path(447,182)(465,189) \put(426,164){\makebox(0,0)[r]{3}} \put(337,130){\makebox(0,0)[r]{$x$}} %この辺に x と書きたいなあ \thicklines \path(752,315)(733,307) \thicklines \path(535,169)(553,176) \put(514,151){\makebox(0,0)[r]{4}}みたいに適当に (利用できそうな行をコピーして座標や挿入文字のところを書き換えて) 書き加える。 で、コンパイルして dviout を見ながら位置などを試行錯誤で 微修正していく。